本文へ移動

会長ブログ

第242 5月30日に組合の通常総会が開催されました。

2024-06-01
カテゴリ:価値共創,経済
注目重要
毎年開催される組合の通常総会です。
通常総会。
組合の通常総会です。
  皆々様のお陰で頑張っている奈良県の小さな靴下工場、有限会社 巽繊維工業所の会長になった巽(たつみ)です。

 「靴下の世界を変える。靴下で世界を変える。」を私たちのミッション(使命)と考えて本気で全力で日々頑張って新しい挑戦を続けています。

 
 創意工夫で走り回って、片田舎の小さな靴下工場は存続をしていきます。

 これからも皆様の応援や声援をこれからもどうかよろしくお願いいたします。


 また、私どものブログを今日も拝見いただき、本当にありがとうございます。心より感謝を申し上げます。


  2024年の元日に能登半島地方を襲った大地震で被災された多くの皆さまに心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。



  今日のブログは、毎年開催される組合の通常総会にグランドメルキュール奈良橿原にて徒然なるままに5/30に参加してきました。

  そして今日から6月です。4月より当社の新年度がスタートし、創業100周年に向けた新社長の就任などで目まぐるしく2ヶ月が経過していきました。
  ただ、市場の環境は厳しさを急加速しており、その荒波に飲み込まれてしまわない様に新しい取組みへの独自の挑戦も開始しました。

  また、地域の再活性化を目的に奈良県靴下協同組合の活動にも積極的に参加していますが、今更ながら組合活動の難しさを痛感しています。
  それでも、新しい取組みを今まで考えられなかった組織や体制でスタートを切らないと取り返しがつかない事態に突入すると考えます。


  そんな人間どもの小さな悩みを無視して、季節は梅雨に向かっています。その後、また今世紀最高の猛暑や今まで経験の無い猛烈な台風が幾つも襲来すると思われます。

  
  総会は、私が副理事長の役職を組合員の推挙により仰せつかっており、人材育成支援事業の委員長として令和5年度の事業報告と令和6年度の事業計画案を報告しました。
  第75回 奈良県靴下工業協同組合    通常総会
  第67回 奈良県靴下工業組合      通常総会
  第37回 奈良県靴下産地事業協催会   通常総会


  また、下記の会合では監事の役職を仰せつかっており、令和5年度の監査報告を申し上げました。
  第64回 奈良県繊維工業協同組合連合会 通常総会
  第62回 奈良県繊維協会        通常総会


  奈良県の靴下が地場産業として発展してきた歴史ある総会ですが、他府県の産地では組合自体がほぼ消滅し、地場産業として成り立っていません。

  次世代の経営者や後継者が率先して、地域経済の靴下産業として再活性化に一歩を踏み出さないと数年後には他府県と必ず同じ状況に陥ります。

  また、熾烈な価格競争をしてきた同業者同志が協力しあう事には、大変な困難を予想できますが、

  自分一社だけが生き残っても、数年後には息が切れてしまうのは明白です。

  何とかして、地域の地場産業として皆で生き残る方策を実行に移さないと残されている時間は自分達が思っているよりもっと短いと考えます。



  総会後の意見交換会でもコロナ禍後の政治不信による景気の回復の遅れ、諸物価の高騰を製品価格に転嫁を許されない現況、少子高齢化による消費の減退、設備の老朽化・人材不足による生産効率の低下、不景気でも増加を続ける輸入浸透率、生き残りを掛けた価格競争の更なる激化、下請OEM生産からの脱却を目的に取組むペアーズの売上不振等々、靴下業界を取り巻く山積する多数の課題が話し合われたが、即効性のある具体的な解決策がどの課題にも見いだせずに終わった。

  ただし、個々の企業で独自に続ける取組みで結果が出ている企業もあり、諦めずに取組みを続けることで結果を待つことになった。

  また、産地内で協業による新しい取組みや対等な立場での生産協力を進めており、来年の通常総会で報告できるようにしたいと考えている。


  
  地場産業として地域経済全体で再活性化できる新しい取組みを始めないと取り返しがつかない事態になる。

有限会社 巽繊維工業所
〒634-0844
奈良県橿原市土橋町607番地
TEL.0744-22-5229
FAX.0744-25-2822
・靴下製造販売
 


大和三山に囲まれたのどかな場所でお仕事させていただいております。
TOPへ戻る