ガッツマンについて
GUTS-MAN(ガッツマン)は自衛隊隊員様の演習、行軍向けに特別に開発された「快適なのに頑強な靴下。」です。
改良や進化を続けているため「完成することのない。」、「自衛隊隊員様には知らない人はいない。」そして、長年に渡り当社が培ってきた製造技術を全て注ぎ込んで製造される日本製の靴下ブランドです。
タイプにもよりますが、頑丈でやぶれにくく、抗菌、防臭、吸汗、速乾等の靴下に必要とされる機能において優れるオーバースペックなスーパーソックス群です。
GUTS-MANの誕生は、平成7年1月17日に遡ります。その日の早朝に阪神淡路大震災が起きました。そして、現地に通じる道路が復旧するのを待って、自社便の荷台に支援物資とスペアタイヤを積み込み、知人宅や複数の得意先に急いで向かいました。数日前に年始の挨拶に訪れた企業の前には高速道路が横倒しになり、架橋が途中何か所か崩落し通行止めと渋滞に迂回を繰り返し何とか辿り着きました。
整然と綺麗だった市街地は、一般道の中央部分だけがかろうじてアスファルトが見える状態で、その周囲は焦臭く焼失した建物や山積みの瓦礫、異様な雰囲気と人の気配が無く寒風に包まれていました。その異常な情景の中、避難場所のお風呂の設営や黙々と瓦礫の撤去を続ける自衛隊隊員様の他人のための献身的な活動や被災者を元気付ける笑顔の迷彩服の自衛隊隊員を目撃しました。
そして、同じ場所に確かに存在するのに自分の無力さと無能さに衝撃的な恥ずかしさを生れて始めて感受しました。と同時に献身的な自衛隊隊員様に自分の出来ることで何とか報いたいお役に立たせて頂きたいと無性に考えるに至りました。自分に出来ることとは、靴下を作る事しかなく、そのために何から手を付けたら良いか悶々と悩みました。
最寄りの八尾駐屯地や奈良基地の代表番号に電話をしましたが、窓口で丁寧にお断りをされ、自衛隊隊員様との接触方法が思いつかず一度は完全に諦めました。
しかし、忘れかけていた2年後の夏近くに自作のホームページを見たとある方から一本の電話が入りました。『穴の開かない頑丈なソックスを作ってないか?』との内容に戸惑いながらもご職業を尋ねると現役の自衛隊隊員様からでした。
2年前の情景・気持ち・臭いまでが次々と昨日のことのように思い出され、何としてもお役に立たせて頂こうと当時開発実績のあった警察機動隊員用靴下、消防署員用靴下、プロアスリート用靴下、オリンピック出場のゴールドメダリストに提供した靴下まで、ご要望のカラーのOD(オリーブドラブ)色にて試作品を次々に作成し、試着をして頂きました。
しかし、どの製品も全く満足いただけませんでした。とても悔しく、再度使用素材の見直しと厳選をし、靴下には通常使用しない補強糸を独自開発し編立機械も大幅に改造し、強度の限界に挑戦しました。これ以上はもう無理と考える製品を試着していただき『これなら!』とやっと満足いただけました。
そのスタート時には、GUTS-MANのネーミングすら無く、単なる日本製の頑強な靴下として、全国の駐屯地内の売店での販売や関西~四国~九州~北陸の駐屯地や基地を直接訪問しての展示即売会を地道に続けました。隊員様からの要望や試着アンケートを積み上げ『靴下に名前が無いのか。』『今度雪山訓練に行く。』『ランニング・酷暑・湿地・極寒』と延べ200余名の実地訓練での試着を繰り返してきました。
そして、奈良県産業振興総合センターの辻坂敏之博士の研究成果や信州大学繊維学部松本陽一博士、西松豊典博士との共同研究の結果を盛り込み、着用時の被服圧の快適性も新たな付加価値としました。
『履き心地が今までになく快適で、頑強で丈夫な靴下』として、プロトタイプが完成しました。
また、女性自衛官から『靴下に名前がないと再注文できない。』との要望もあり、そのプロトタイプに後付けで「GUTS-MAN」(ガッツマン)の商標(ネーミング)を付けました。
自衛隊隊員様が他人のために献身的に黙々と任務を果たす様を『ガッツがある人』=『GUTS-MAN』と命名しました。和製英語でもあり、将来の海外展開も視野に入れていました。現在、欧州・米国・ロシア等への海外商標も取得済みで、越境ECの試行錯誤やフランスのパリでの常設販売を続けています。奈良県からも『海外展開リーディングカンパニー』に令和元年度に選出されました。
『快適なのに頑強』な靴下として、平成16年~平成17年にかけてアイテム展開を開始、増殖を続け、衝撃を受けた片想いから10年が経過していました。改良と進化を続ける『完成することのない。』、『自衛隊隊員には知らない人はいない。』ちょっと変わった日本製の靴下ブランドがあちこちに頭をぶつけながらヨチヨチと「第一章」を歩き始めました。
そして、頑張る人々の足元を衛る(まもる)GUTS-MAN(ガッツマン)の第二章は、
いつも頑張っているあなた様がGUTS-MANをご愛用いただく事で、自ら創り出して欲しいと願っています。
もちろんGUTS-MANは、自衛隊様以外のお客様、特にスポーツやウォーキングをされるお客様にもお使いいただけます。
極限の過酷な環境下でも任務を遂行する自衛隊隊員様を足元から支え、愛用されるハイスペックsocks=GUTS-MAN(ガッツマン)。
GUTS-MANは、奈良県工業技術センター(現:奈良県産業振興総合センター)辻坂敏之博士、信州大学繊維学部繊維システム工学科松本教授の監修のもと、当社の長年培ってきた技術を総動員し、産官学連携して「歩く」を科学し企画開発した高機能ソックスです。
SOCKSに求められる基本性能の「頑強な丈夫さ」と相反する「履き心地」「足の快適性」を絶妙のバランスで多くの好評価を頂いております。
自衛隊隊員様の半長靴、一般市場の登山用のブーツ、バイク用ブーツ、長靴での水仕事や漁師、力仕事のガテン系の皆様まで、ご愛用者が日々広がっており、1人でも多くの皆様の期待を超えるべく、現在も改良を続けており、最新のGUTS-MAN(ガッツマン)が最高のGUTS-MAN(ガッツマン)です。