会長ブログ
企業が優先して取り組むべきSDGs Vol.8
2019-10-11
カテゴリ:新製品開発,SDGs
重要
今日も奈良の小さな靴下工場の有限会社巽繊維工業所の社長ブログを拝見いただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
大型で非常に強い台風19号の進路がとても気になり、土曜日から日曜日にかけて、東海から関東方面の皆様は早めの避難や対応をお願い致します。
では、今日のブログの内容は、「企業が取り組むべきSDGs」 の8回目になります。
企業活動で、特に重要と考えられる12の目標を選定しました。
SDGsの目標12 つくる責任 つかう責任
目標12のテーマは、「持続可能な生産消費形態を確保する。」である。当社の目標にも入っている。
20世紀は、大量生産・大量消費・大量廃棄の時代でした。この「非」持続可能な生産と消費から脱却できる見通しは立っていない。しかし、この目標12は、企業活動に最も関係の深い項目である。
ターゲット(下位目標)は、
①2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成すること
②2030年までに世界全体の1人当たりの食品廃棄の半減させ、生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させること
③2020年までに製品ライフサイクルを通じ、化学物質やすべての破棄物の環境に配慮した管理を実現すること
【ハーマン・デイリーの3条件】
①「再生可能な資源」の持続可能な利用速度は、その資源の再生速度を超えてはならない。
②「再生不可能な資源」の持続可能な利用速度は、再生可能な資源を持続可能なペースで利用することで代用できる速度を超えてはならない。
③「汚染物質」の持続可能な排出速度は、環境が汚染物質を循環し、吸収し、無害化できる速度を上回ってなならない。
【4つのシステム条件】
①地殻から取り出した物質が生物圏の中で増え続けない。
②人工的に作られた物質が生物圏の中で増え続けない。
③自然の循環と生態系が守られる。
④人々の基本的なニーズを満たすめに、資源が公平かつ効率的に使われる。
(※スウェーデンの環境団体ナチュラル・ステップが掲げる持続可能な社会の条件。)