会長ブログ
企業が優先して取り組むべきSDGs。Vol.1
2019-09-30
カテゴリ:新製品開発,SDGs
重要
今日も奈良の小さな靴下工場の有限会社巽繊維工業所の社長ブログを拝見いただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
今日のブログの内容は、「企業が取り組むべきSDGs」 になります。
企業活動で、特に重要な12の目標を選定しました。
SDGsの目標2 飢餓をゼロに
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進することを目指している。
飢餓とは、慢性的に栄養が足りなくなる状態のことで、世界が抱える諸問題の根源になっている。
2018年9月に発表された2018年度版「世界の食料安全保障と栄養の現状」(The State of Food Security and Nutrition in the World 2018)
の報告書によると、世界で栄養不足や飢餓に苦しむ人の数(飢餓人口)は前年に比較し1,600万人多い約8億2,100万人と報告された。この数は3年連続で増えており、世界人口の9人に1人にあたる。
飢餓人口が増加に転じた主な原因は、各地で頻発する「紛争」と「気候変動」である。食糧難に直面している人々の6割にのぼる4億8,900万人が紛争が原因である。その栄養状態が心配されるのが、子供と妊産婦である。
特に注目しなければならない事は、世界で8億2,100万人が食糧難で苦しむ一方、世界の穀物生産量は年26億トン以上あり、地球上のすべての人々が十分に食べる事ができる量が産出されている事実である。
先進国では、食べ物が消費段階で廃棄される「食品ロス」が問題になっている。また、途上国では、収穫された作物が市場に届けられないため、生産段階で無駄になることも起きている。
日本の「食品ロス」は、推計646万トンといわれ、国連WFPの食料支援量の2倍に近い食料が廃棄されている。日本では飢餓とは遠い国のことと感じられるかもしれないが、民間企業に蓄積された技術やノウハウ、プラットフォームは食料や栄養支援の現場において活用されるだけでなく、1人1人の意志や行動にかかっています。