新製品開発に欠かせない比重調査です。

本日のブログは、比重調査を紹介します。

 

当社は試作品が完成すると、「比重調査」を必ず実施します。

 

①完成品の重さを計測します。

 

 

原糸が混入しないように糸色を変えて試作しています。

本生産時には、この3種類の糸色を同一色に揃えてから生産を行います。

 

 

 

 

②試作品の分解を開始します。

 

今回は、一番基本的な製品になります。

 

試作品を、表糸・裏糸・ゴム糸の3種類に分類します。

 

この試作品は、各原糸が1本づつで編み立てされています。

 

 

③表糸・裏糸・ゴム糸の3種類の糸を分類しながら巻き取っていきます。

 

糸切れや混入しない様に細心の注意を要します。

 

④3種類に分類し、巻き取りが終了しました。

 

⑤再度、試作品を構成していた表糸・裏糸・ゴム糸を

合わせて分解前の重さと同一か確認します。

 

 

完成した試作品を分解するのは、心情的にとてもモッタイナイですが、

 

お客様へのお見積りや商談。

量産時の生産計画。生産に必要な糸料をバランスを取って発注します。

最終的な価格決定には不可欠な作業です。