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会長ブログ

靴下や衣料に使用する繊維の話。Vol.6

2019-10-26
カテゴリ:新製品開発
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靴下に使用する繊維の話
靴下に使用する繊維の話。Vol.6
 今日も奈良の小さな靴下工場の有限会社巽繊維工業所の社長ブログを拝見いただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
 
 昨夜は、ちょこっと飲みすぎ、Facebookに夜遅くに写真をアップしてしまいました。皆様ごめんなさい。
 
 
 さて、気を取り直して行きます。今日のブログの内容は、靴下を編み立てするときに使用する素材である繊維の話の続き「Vol.6」です。また綿の話です。
 
 
 綿の特徴は、吸水性に優れ、着用時の汗を迅速に吸収する。そして、吸収した汗は容易に発散蒸発する。蒸発時の水分が気化するときに熱が奪われる。そのため着用感がサラッと涼しく感じ、春夏秋の3シーズンに着用する肌着の衣料材として最適な素材とされている。
 
 身体から分泌される皮脂などの汚れを吸着し、肌を清潔に保つ。その汚れも洗濯で容易に除去でき多く用いられる所以でもある。
 
 また、乾燥している時より、湿潤に濡れている時の方が、引張強度が強くなります。植物繊維の綿と麻に限られた特徴で、魚を取る網にもナイロンが発明されるまで使用されていました。当社が91年前に創業させていただいたのも、その魚網を作る綿の糸を撚る仕事からでした。
 
 
 
 力を加えると容易に変形し、「しわ」になりやすい。しかし、水をかけて湿潤にさせると、「しわ」は消滅し、再度乾燥させると新たな形状を記憶する。その性質を利用したのが、「スチーム・アイロン」です。洗濯度にアイロンがけすると、平滑に仕上げることができます。
 
 
 次回は、和紙から作られる和紙糸の「紗繊糸」になります。本日は、土曜日ですが東京より和紙糸のご提案に来社されます。
 
有限会社 巽繊維工業所
〒634-0844
奈良県橿原市土橋町607番地
TEL.0744-22-5229
FAX.0744-25-2822
・靴下製造販売
 


大和三山に囲まれたのどかな場所でお仕事させていただいております。
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