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会長ブログ

靴下や衣料に使用する繊維の話。Vol.5

2019-10-24
カテゴリ:新製品開発
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靴下に使用する繊維の話
靴下に使用する繊維の話。Vol.5
 今日も奈良の小さな靴下工場の有限会社巽繊維工業所の社長ブログを拝見いただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
 
 今日は夜半から、冷たい雨が降っています。でも雲が切れてきているので、夜明け頃には雨が上がると思います。今日の天気はくもりでしょうか。 さて、今日のブログの内容は、靴下を編み立てするときに使用する素材である繊維の話の続きです。
 
 「天然繊維」の王様は、綿です。綿は、インダス文明で発達しました。しかし、アメリカ大陸にヨーロッパ人が初めて上陸した時には、綿はすでに現地で栽培されていました。そのルーツは今でも不明です。
 
 綿は、わた属植物の種子毛であります。わた上の繊維を生じるのは、旧大陸綿の2品種とアメリカ産の新大陸綿の2品種の合計4品種のみです。新大陸綿は、繊維の1本1本が長く、品質が優れているため、現在世界中のほとんどの栽培品種は新大陸綿2品種です。
 
 
 綿は農産物であり、栽培地の気候・風土・作柄に毎年影響されます。品質の差を安定させるために数種類の綿を混合することが一般的に行われています。綿の栽培や収穫には多くの労働力を必要とし、灌漑・栽培方法の改良・機械化で生産量が維持されています。
 
 
 最近では、農薬による生産者・消費者・土壌環境に対する影響、機械化での収穫による品質の低下、低年齢の児童を労働力とするなど多くの問題が表面化しています。その諸問題を解決するべく、オーガニックコットンと呼ばれる無農薬栽培綿、有機栽培綿、無公害製品、トレーサビリィティ等に注目が集まっています。当社も今まで以上に積極的に新製品にオーガニックコットンを活用してく計画です。
 
有限会社 巽繊維工業所
〒634-0844
奈良県橿原市土橋町607番地
TEL.0744-22-5229
FAX.0744-25-2822
・靴下製造販売
 


大和三山に囲まれたのどかな場所でお仕事させていただいております。
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