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会長ブログ

靴下や衣料に使用する繊維の話。Vol.4

2019-10-23
カテゴリ:新製品開発
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靴下に使用する繊維の話
靴下に使用する繊維の話。Vol.4
 今日も奈良の小さな靴下工場の有限会社巽繊維工業所の社長ブログを拝見いただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
 
 
 今日のブログの内容は、靴下を編み立てするときに使用する素材である繊維の話の続きです。
 
 「天然繊維」と比較される「化学繊維」の話になります。化学繊維は粘度の高い液状の物質を細く引き伸ばしながら、固形化することで作られます。使用する材料や繊維の製造方法により、再生繊維・半合成繊維・合成繊維の3種に大別されます。
 
 
 再生繊維と半合成繊維をつくるときに使用されるのは、植物繊維の成分である「セルロース」を主成分にしています。木材の繊維質や紡績できない短い植物繊維を粘度の高い液状に加工し、細いノズルから絞り出して、紡糸して繊維状にする。液状化の方法により、レーヨン・キュプラ・リヨセル・テンセルと呼び名が変わります。
 
 
 また、天然繊維の化学構造の一部を化学変化させて作られた繊維は、元の繊維と性質が異なるため、「半合成繊維」と呼ばれる。セルロースと酢酸の結合により作られた「半合成繊維」が、アセテート・トリアセテートと呼ばれる。
 
 動物繊維の別の主成分の「タンパク質」として、牛乳のタンパク質(ミルクガゼイン)や大豆のタンパク質を繊維の原材料として糸にし、衣料にする研究を第二次世界大戦時に盛んにされた。しかし、衣料用としては耐久性が不十分で工業化はされなかった。
 
有限会社 巽繊維工業所
〒634-0844
奈良県橿原市土橋町607番地
TEL.0744-22-5229
FAX.0744-25-2822
・靴下製造販売
 


大和三山に囲まれたのどかな場所でお仕事させていただいております。
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