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会長ブログ

ソックスを編む時に使用する原糸 表糸とは、

2019-09-17
カテゴリ:新製品開発
チェック
表糸です。
表糸の一例。
今日も社長ブログを拝見いただき、誠に有り難うございます。心より感謝を申し上げます。
 
 
本日のブログは、ソックスを製造する時に使用する原糸の説明の続きをします。
 
表糸(おもていと)と呼ばれる原材料の糸です。
 
織物の場合は、縦糸×横糸で織ります。
ソックスは、編み物のため表糸×裏糸×ゴム糸×柄糸×補強糸・・・と複数の組み合わせが出てきます。
 
そして、表糸はソックスの風合いを決定する重要な選定になります。
 
表糸で一番使用頻度的に多いのが、綿とアクリルの混紡糸です。
綿が70%にアクリルが30%混ぜて紡績して一本の糸になります。
 
この状態の糸は、「生成」と言われる染色前の糸です。
染色工場でこの「生成」を染色して染め糸になります。
 
その後、三角錐の厚紙でできた「コーン」に1本あたり、約0.94kgで巻き取ります。そして、24本を1ケース入れて22.56kgで流通します。
しかし、1本:0.94kg、24本:22.56kgと表記されていても、実質計量すると・・・5%~8%ほど軽く、糸が足らないことも日常茶飯事です。繊維業界の常識と言われ続けてきましたが、長年悩んできました。
 
糸の太さは、32番手と呼ばれる太さの糸で一本で作られた「単糸」を使用します。
 
表示は、32/1か32/-と表示されます。
 
そして、使用する機種とその針数や針の大きさにより、1本、2本、3本、4本、6本と引き揃えて使用します。
 
 
裏糸と同じように見本帳と言われるBOOK展開をしている糸が多いです。
また、表糸だけを専門に販売する糸商社が複数存在します。
 
300色以上を展開をしている見本帳もあり、在庫管理や工程管理にとても興味があります。
 
有限会社 巽繊維工業所
〒634-0844
奈良県橿原市土橋町607番地
TEL.0744-22-5229
FAX.0744-25-2822
・靴下製造販売
 


大和三山に囲まれたのどかな場所でお仕事させていただいております。
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