会長ブログ
知的資産経営報告書の作成と開示をお薦めします。VOL.4 現在から未来へ。
2019-09-02
カテゴリ:ビジネス寓話
オススメ
今日も社長ブログを拝見いただき、心より感謝申し上げます。
知的資産経営報告書の作成手順のVOL.4です。
今までは、過去から現在までの分析でしたが、
VOL.4以降は、現在から未来への事業計画の立案になります。
お客様から教えていただいた自社の「強み」と「機会」を組み合わせて、
経営方針:事業の進む方向を決める段階になります。
「機会」とは、顧客ニーズの変化・ライフスタイルの変化・価値観の変化・世の中の変化がそれになります。
ところで、貴社は「経営理念」をお持ちでしょうか。
信条・経営哲学・企業の価値観であり、企業経営の基幹になるとても重要なものです。
もし、まだ無ければ『何のために事業をしているのか。』に立ち返って、お考えになることをお薦めします。
④自社の将来ビジョンを明確にし、ビジョンに向かう経営方針を考えましょう。
ビジョンとは、経営理念に基づいて、お客様に教えてもらった自社内部の「強み」×自社を取り巻く外部の「機会」から、
自社の目指す将来の具体的なあるべき姿や将来の到達目標を明確にすることです。
積極的な経営を革新する内容になると思われます。
そして、ビジョンに向かって事業推進するために、
3年後の定量的目標・売上高・利益率・売上構成比等の数値目標を
通過点として立案し、今後の方向性を計画していきます。
「弱み」×「機会」も検討します。
弱みや課題の改善方法や補完方法の経営改善の検討になります。
次に、3Cの分析を行います。
「Customer」顧客・市場
「Competitor」競合他社
「Company」自社
3C分析より、顧客ニーズが有り、自社には価値提供できて、
競合他社が価値提供できない領域や、やっていない領域を探し出す。考えだす。
事業の方向性と事業計画を検討する。
どの「強み」を使って、どのように提供するのか。
その顧客は、どのようなニーズを持っているのか?
競合他社とは、どのような競争優位性があるのか?
限られる経営資源をどこに集中するか。
どのような付加価値や機能性が付与されているのか。
強化すべき「知的資産」や補完すべき「知的資産」も出てくると思います。
経営戦略として、その部分も盛り込んで行きます。