第262 自社技術を活かして、新製品開発をする。Vol.3
2024-09-17
カテゴリ:新製品開発,独自のこだわり
重要
新製品開発には、スピードと「Think different.」が必要です。
こんにちは。皆々様のお陰で頑張っている奈良県の小さな靴下工場、有限会社 巽繊維工業所の会長になった巽(たつみ)です。
「靴下の世界を変える。靴下で世界を変える。」を私たちのミッション(使命)と考えて本気で全力で日々頑張って新しい挑戦を続けています。
これからも皆様の応援や声援をこれからもどうかよろしくお願いいたします。
また、今日も徒然なる会長ブログを拝見いただき、本当にありがとうございます。心より感謝を申し上げます。
記載内容には、見当違いや老人の勝手な思い込みもありますので、ご理解の上お読みくだされば幸いです。
そして、今日のブログは、昨日に続いて自社技術を活かして、新製品開発をする。Vol.3です。
経営者の企業家から従業員の皆さままで、『なぜ?新製品開発が必要か?』今一度お考えになったことは御座いますか?
このブログは、地方の斜陽産業の零細企業である当社に新製品開発がなぜ必要で、
その重要性を自分にも再度問い掛けるために書かせていただいております。
そして、サプライチェーンは、ご承知でしょうか?
当社の靴下業界のサプライチェーンを単純に表記すると、原糸の調達 ⇒ 製造 ⇒ 物流 ⇒ 販売
しかし、アパレル業界はコストダウンと量産化を推し進めたため、各段階ごとに国境を越えて緻密に細分化され完全な分業化が進んでいます。
そのため、前後の段階で、勃発している問題や抱える課題が、全く解らない状況下にあります。
また、エンジニアリングチェーンは、新製品開発の事になり原糸の調達と製造の間に流れ込みます。
顧客ニーズの把握 ⇒ 商品企画 ⇒ 開発 ⇒ 設計 ⇒ 製造準備
今回の新製品開発では、開発管理が重要項目になります。
差別化・付加価値の創出には、試行錯誤と代替え案の準備が新たに必要になります。
そして、エンジニアリングチェーンでは、開発スピードも重要視されるため、コア技術は外部から導入も検討する必要があります。
また、フラット型同時並行での開発進行も開発スピードを上げるにはとても有効な手段であります。
新製品開発で最近重要性が特に増してきたのが、デマンドチェーンです。
デマンドチェーンとは、販売戦略 ⇒ 販売促進(マーケティング) ⇒ 営業活動
物流と販売の前に流れ込むイメージになります。
昨今では、インフラまで成長したITを有効活用するのが、掛る費用を抑制しながらスピードを上げるには得策だと考えます。
また、エンジニアリングチェーンと同様に試行錯誤と代替え案の準備、フラット型の同時並行も販売促進のスピードを上げるには有効な手段と考えます。
大手企業なら人・物・金・情報の経営資源に恵まれ、各チェーンを人を集めてチームで推進するので、同じスタートラインに立てば競争にもなりません。
そのため、当社は同業他社と市場で競争しないために「Think different.」を開発概念にしてきました。
今回はVol.3です。次回Vol.4に続きます。では、また。